退院後、待ちに待った赤ちゃんとの生活をお話します。
出産前のイメージでは、ママは赤ちゃんとの時間をのんびり過ごし
赤ちゃんは1日20時間寝るのかなと思っていました。
しかし!現実は甘くなかった・・・
目次
退院日
退院後は実家に世話をお願いしていたので、妹に車に乗せてもらい、赤ちゃんと一緒に
実家に行きました。病院から駐車場まで歩いて移動しましたが
赤ちゃんと一緒に外に出るのが初めてだったので、とても緊張しました。
車に乗っている最中も揺れが大丈夫か、暑すぎないか落ち着きません。
実家に着くと、母と祖母が目を輝かせながら待っていました!
「可愛い~♡」「小さいね♡」と歓声が上がり
母はずーっと赤ちゃんを抱っこをしていました。
数時間すると、姉が仕事終わりからかけつけ、母と同じく
ずーっと抱っこをしていました(笑)
姉も母も、出産を経験してるから赤ちゃんも慣れているのに小さく感じるんだなぁ。
と、その時は思いましたが、新生児は1ケ月しかないからすぐ大きくなるし
忘れちゃうんですね。
今の私が、たまたま外で新生児を見かけても小さい!と感じます。
夜になるとパパが来て、初めて自分の子供を抱っこしましたが
ぎこちなさすぎて笑ってしまいました(笑)
その日は皆が赤ちゃんを見てくれたので、実家に戻ってきた安心感もあって
とてもリラックスする事が出来ました。
退院後1週間の生活
次の日から実家での赤ちゃんとの生活が始りました。
産後の私は体力がかなり消耗していたので、なるべく静かに過ごし
日中も眠れるときは赤ちゃんと一緒に寝ていました。
家事全般は母がやってくれたので、本当に本当に助かりました。
赤ちゃんが泣くと、おむつ替え、授乳、ねんね。この繰り返しです。
退院後1週間は赤ちゃんのお世話だけして過ごしました。
久しぶりに母が作ってくれた食事が美味しいこと。
食事中に赤ちゃんが泣いても、母が交代で抱っこしてくれたので
普通に食事が摂れました。
退院後1週間~3週間
家事をやらなくて良い、産後のママにとってはありがたい生活をしていたのですが
この頃になると、夜の時間が恐怖になっていました。
何故かと言うと、夜赤ちゃんがなかなか寝てくれなかったからです。
抱っこでゆらゆらしても、ミルクをあげても寝ません・・
やっと寝ても、すぐ起きて覚醒してしまったり、夜中じゅう起きていることもしばしば。
母はときどき抱っこを代わってくれましたが、私が高齢出産で
母もそれなりに歳を取っていたので、夜無理はさせられませんでした。
ある夜、抱っこでゆらゆらしていると、赤ちゃんが急に「ギャー!」と
大きな声で泣き始めました・・原因がわからず、おどおどしていると
母が飛んできて「どうしたの?!赤ちゃんを落としたのかと思った」と。
それくらい大きな声で泣いていたので私も母も驚いてしまいました。
次の日、赤ちゃんが鼻詰まりで寝れないのかな。と感じ
近くのクリニックへ連れて行きました。
すると先生は、「赤ちゃんは元気。ママの方が心配です。」と衝撃発言!
私が赤ちゃんとの生活にナーバスになっている事に気づいてくれたようです。
赤ちゃんが心配無いとわかったら、とても安心しました。
そのような小さな出来事もストレスとなっていき
毎晩、「早く朝が来ますように」と思って過ごしていました。
今思えば、一人で赤ちゃんを見ているのが辛かったのだと思います。
外出もしていなかったので、視野が狭くなり、
赤ちゃんとの生活を楽しむ余裕がありませんでした。
もったいない!と思いますが、そのときは必死でわかりませんでした。
退院後1ヶ月の生活
新生児期が終わり、赤ちゃんはみるみる大きくなりました。
この頃はミルクの吐き戻しとミルクの飲み過ぎに悩まされていました・・
ミルクを飲ませて1時間半後、泣き始めてミルクを欲しがります。
完飲するのですが、吐き戻しが多く、おふとんがミルクまみれに・・
また1時間半後、ミルクを欲しがり・・この繰り返しです。
さすがにミルクのあげすぎを心配し、水で薄めたミルクをあげたり
赤ちゃん用の麦茶をあげましたが、なかなか飲みませんでした。
後から知りましたが、この頃の赤ちゃんは生きるのに必死で、
ミルクをひたすら飲み、体重も急激に増えるそうです。
当時知っていれば・・もっと楽になっていたかな?
吐き戻しは、少量を頻繁に戻すので、胃が縦になっている赤ちゃんには
よくある事だそうですが、赤ちゃんが吐く瞬間を見るのが辛く
ミルクをあげた後は、すぐに寝かせないでしばらく抱っこしたり
体を斜めにして吐き戻さないよう、いろいろやってみましたが
なかなか効果がありませんでした。
生後半年頃、やっと吐き戻しが少なくなりました。
自分の家に戻り、新生活スタート!
1ヶ月ほど実家にお世話になり、自分の家に戻りました。
家に戻る前日、「明日から一人で出来るかな・・」とても不安でした。
日中、赤ちゃんが泣き続けたらどうすれば?家事は出来るのか?
その頃パートナーは仕事が忙しく、帰ってくる時間をひたすら待って
夜はリラックスしながら赤ちゃんのお世話をしていました。
毎日毎日、「何時に帰ってくる?!」と必死な顔でパートナーに
詰め寄っていました(笑)
ずぼらな私が今では考えられませんが
赤ちゃんの鼻詰まり対策で、日中赤ちゃんが過ごすリビングの拭き掃除をしていました。
ホコリを吸ったら赤ちゃんの鼻が詰まっちゃう!と思い込み、必死に拭き上げました(笑)
少しでも赤ちゃんが寝てくれるように、抱っこヒモはどのメーカー良いか、
メリー(おもちゃ)は良く遊んでくれるのか、朝は日を浴びせた方が良いのか、等々
少しでも良い情報があれば調べつくしました。
日中は赤ちゃんと二人きりなので「小さな命を育てている」という緊張感が抜けず
写真もあまり撮れずに過ごしてしまいました・・仕方ないのですが、
とてももったいない事をしたと思っています!
当時、仕事が無い平日2日~3日程、母に来てもらい
赤ちゃんのお世話をお願いし、その間に家事をこなしたり通院していました。
実家が遠くて実母に頼れないママ、シングルのママはどうしているんだろう・・
私がとても恵まれた環境にいるのはわかっていましたが
それでも赤ちゃんとの生活は大変で、イメージしていた生活とはかけ離れた
ものでした。赤ちゃんて・・寝ないじゃん?!
必死にし過ぎた私が、今思う事。
高齢出産で、初産だったからこそ必死だったのかもしれません・・
性格もあると思いますが(笑)
そこまでナーバスになりすぎず、もっと小さな赤ちゃんとの生活で
良い思い出を作りたかったです!
あと、パートナーにもう少し頼ってもよかったなぁと。
娘はもうすぐ3歳になりますが、願いが叶うならば当時の娘にもう一度会いたいです。
そう感じて2人目が欲しくなるママもいるんだろうなぁと感じます。
無性に赤ちゃんのお世話がしたい。今だから思う事です。
娘が1歳になった頃、2人目が欲しくなったのですが
体力的に限界を感じたのと、仕事の関係もあり、本気で考えるまでには至りませんでした。
また、70歳になった母の一言「もう新生児は無理・・」で納得しました。
母の助けが無いと育児を出来る気がしません(笑)
退院後1ヶ月を過ごす新ママに伝えたい事
とにかく、回りに助けてもらえる環境があれば、ママの体調第一で過ごして欲しいです。
精神状態もとても大事だと思います。
赤ちゃんと二人の時間が長いので、孤立した気分になりやすいですし、
少しでも一人の時間を過ごし、気分転換をして欲しいです。
夜もパパに代わってお世話してもらえば良いですし、家事なんてためても
なんとかなります!
また、赤ちゃんに何か心配事があれば、すぐ受診しましょう。
私は赤ちゃんの鼻詰まりで、新生児期に3回も違う病院で鼻詰まり診察を受けました(笑)
それでも、「ママが安心するなら、すぐ来てね。」と優しいお医者さんに言われ
涙ぐんだのを覚えています。書いている今でも思い出し泣きしてしまいます。
クリニックが混んでいても、「新生児は何かあったら危ないから」
という理由ですぐに通していただけました。日本の医療に感謝です。
こんなに不器用なママはいないかもしれませんが、参考にしていただけると嬉しいです。
ではでは、またお会いしましょう。